ビジネスフォン電話機は主装置を起点に配線されている
ここ近年のビジネスフォンは「コードレス化」あるいは「スマホ内線化」という無線化が増えて来ました が、今のところは有線ビジネスホンがまだ大半を占めています。移設工事が発生するのは、ほとんどがその有線ビジネスフォンです。まず、移設工事が発生するのは、どういうときか?何故工事が必要なのか具 体例を見ながらご説明します。
オフィスビルの床下には電話用配管が埋め込まれている
最近建てられたオフィステナントビルでは、最初から「OAフロア」(フリーアクセスフロア)という床システムになっているところが多いですが、基本オフィステナントビルは床配管があります。配管容量が大きいものではフロアダクトと呼ばれるものもあります。また、この床配管の上にOAフロアを作るケースもあります。床配管の仕組みは、まず配管パイプが全て集まる基の部分をIDFと呼び、ほとんどがビルのワンフロアに1つずつ設備されています。
床配管の仕組みは、まず配管パイプが全て集まる基の部分をIDFと呼び、ほとんどがビルのワンフロアに1つずつ設備されています。
配管に電話ケーブルを配線し主装置と電話機を接続
床配管の場合、この床下のパイプの中に電話ケーブル(緑破線部分)を通し、図の○穴部分からケーブルを取り出し、ローゼットや多対コネクタ(緑色部分)と言った接続コネクタを介してを電話機とつなげます。(接続コネクタから先はモジュラーコードを使用し電話機に接続します)
デスクレイアウト変更に伴うデスクと配線の位置関係
では、上図オフィスに社員打ち合わせスペースを作るべくデスクレイアウトを変更してみましょう。
事務スペースに、4人用の打合せスペースを入れるに伴いデスクが全体的に移動されました。 さて、デスク移動に伴い、電話(ケーブル)も移動させなくてはならなくなりました。では、 移動前の電話ケーブル配線位置と移動後の配線関係を見てみましょう。
移動「前」の電話配線とデスクの位置関係
当然ながら、台数分量を含めて適材適所な位置での配線がされてます。
移動「後」の電話配線とデスクの位置関係
移動前そのままの配線の上にデスクを並べると、こうなってしまいました。
まず、「A」の部分は4台分必要ですが1台分しかありません。「B」の部分はピッタリ4台分出ていますが、 ケーブルの出口がイスの真下にあり邪魔になっています。「C」の部分は1台分のみでよいのですが、4台 分もあり、更にデスクから少し遠い位置からケーブルが出てしまってます。これを床下配管を利用して、 元の電話機位置(元の内線番号)に戻さなくてはなりませんが、そこで配線工事が必要になってくるわけです。
デスクレイアウト変更に伴い必要な配線工事
OAフロアとは
オフィスネットワーク機器、OA機器が増えるにつれLANケーブル、電源コンセント、電話線等が増加し、 これまでの床下や天井配管設備では対応が難しくなりつつあり、また、机などのレイアウトに対し自由がきかない、もしくは床下の配線露出量が大量になる…等の弊害がおきるようになりました。 OAフロアは、このようなことに影響されずに配線できることや、後々の配線追加が容易にできる、またはケーブルの切断などの障害を防ぐなどのメリットがある上、見た目がすっきりとし、ケーブル管理も容易なオフィスを可能とするため、近年OAフロアはオフィス床の標準設備となりつつあります。
OAフロアの床下には空間になっている
OAフロアには大きく分けて2種類ある
OAフロアなら自在な位置に配線が可能
移設工事の流れ
1 お問合せ お電話「0120-82-2455」または「お問合せフォーム」より、ビジネスフォンに関するご要望を、おわかりになる範囲でお気軽にお問合せください。 2 ヒアリング 弊社担当者がお客様のご要望を、[…]